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火曜日は
テュールの日なんですねぇ
テュールって言うとアレですね。ユーピテルやゼウスと並ぶディヤウスの系譜ですね
あの系列の神話ってのはある程度の互換性を持っているんですよね
それどころかセム語派系の神話もやはりある程度似たような側面があるというか
エルとイラトの関係とデウスとディオナの関係は明らかに意味がありますね
エルとアーシラトの娘にアスタルトで、ゼウスとディオネの娘がアフロディーテなんですから
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サマエル
神の毒の名を持つ赤き死の熾天使。
サタンやルシファー、黙示録の赤い竜、そして楽園の蛇とも同一視されますが、その一方で個人としての伝承が少ない彼女。いったい彼女は何者なのでしょうか。
神の毒
なんだかケッタイな名前な気がしますね。毒、毒ですか。
前述の通り、サマエルは楽園の蛇とも同一視されます。
そもそも楽園の蛇がなんだかよくわかってない人、いますね。
原初の人間であるアダムとイヴ。創造主(最近は名前を言ってはいけないらしいね)は彼らにまず楽園を与えました。
楽園でのルール、それは楽園の中央に位置する二本の木の果物を食べてはいけないというものでした。
さてアダムとイヴ、果物は別にあるのでその二本の木には全く興味がわきませんでした。何故なら食した瞬間に死ぬと言われていたからです。流石に命を落としてまで食べたくはありませんでしょう。
ここで現れたのが言葉をしゃべる蛇です。その蛇はイヴに向かってこう説きました。
「アレは食っても、別に死ぬわけじゃないさ」
それを聞いたイヴ。木の実の方に目を遣ります。なんともまぁ美味しそうなぶどうとリンゴとざくろが生えているじゃないですか。
「ちょっと待って、あれ、どれが本物の木の実なの?」
いえいえ全部本物です。禁断の果実は伝承によってマチマチなのです。リンゴなんかは完全に誤訳っぽいらしいですね。
後はみなさんも知ってる通り、アダムとイヴがリンゴを食べて楽園を追放される、とまぁこんな感じです。
ところでこの話、別パターンがあります。
蛇が教えたのは禁断の果実ではなく葡萄酒の作り方で、アダムとイヴは酒によって仕事をしなくなったので楽園を追い出された、なんて感じです。
この一連の事件の蛇の正体、こいつが赤き死の天使、サマエルなのです。
サマエルの性質は今回は具体的には説明しません。グノーシス主義とかも含めますしね。
今回の議題、それはサマエルの立ち位置です。